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コメント

失なわれゆく光の中に、人生をみた、希望をみた。

失明するカメラマンを愛した女性の勇気と苦悩が胸を打つ。

この映画の中に、あなたはきっと自分だけの光をみつけることでしょう。

―浜村淳 映画評論家

映画は闇の中に光を映す芸術です。
その光の中で、ふたつの剥き出しの魂が、
おそるおそる触れあっていく様子が繊細に捉えられている。
その美しさに光の祝福を感じます。
――春岡勇二 映画評論家

河瀨監督の表現はここまできたのかと圧倒された。
困難に寄り添うことで、人と人の間に、そして映画と言葉の間に生まれる
奇跡のようなつながりにぼろぼろと涙が出ました。素晴らしかった。
――辻村深月 小説家

「冒頭から一気に河瀨ワールドに吸い込まれ、涙が止まりませんでした。
久しぶりに、心が揺さぶられる作品に出会えました」
――坂井佳奈子 ELLE編集長

河瀨監督の映画は美しく、深い。だから気合い入れて見る。そんな“構え”が私にはありました。
でも「光」はそんな私の緊張感を溶かしてくれました。
ふらりと映画館を訪れて、胸に温かい光が差す感覚を多くの人に味わってほしいと思います。
・・・西 靖 毎日放送アナウンサー

主演の永瀬正敏さん演じるカメラマン雅哉の失われつつある視力に対する恐怖に抗いながらも懸命に光を見出そうとする姿にぐいぐいと引き込まれました。私の職業はラジオDJなのですが、もし自分の命綱である声が出なくなったら果たしてどう人生と対峙するのか?色々と考えさせられました。私の地元奈良県出身の河瀨監督が撮った幼い頃から馴染みのある風景もたくさん出てきます!雅哉の住んでいたマンションのすぐ近くのコメダ珈琲に入り浸っている自分からすると感慨もひとしおでした。
身近にいる大切な人と映画館に足を運んで是非観て頂きたい素晴らしい映画です。
――西田新 FM802 DJ

「開眼」させられる映画でした。
心の目を研ぎ澄ませて生きる雅哉に。
目を閉じていても届く光に。
映画史上に残る(と断定!)
美しいキスシーンも、忘れられません。
――小谷真美子 FM COCOLO DJ

何かを失うことが源となる光もある。そんな光をスクリーンから浴びてほしい。
――野村雅夫 FM802 DJ

観客の想像力を信じている。
奈良発、世界を驚かせた河瀨組の映像表現。
そして、主題を手繰り寄せるのは、言葉。
――岩尾知明(FM COCOLO/FM802)

奈良が誇る至宝、河瀬監督の腕と、そしてその目の付け所に関心をいたしました。
今回映画の中で描かれているのが音声ガイド。実は私のやっております『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』でも、音声ガイドさんの話は何度もやってきましたが、その人たちの苦労とか、言葉に対する取り組み方の真摯な姿、ここにいちばん驚かされましたし、これから先こういうものがもっともっと世の中に認知されていかないといけないなと思いました。
この映画が終わった最後のところで「光」という文字があらわれた時に、うーんと唸りました。さすがです、河瀨さん!
――三代澤康司 ABCアナウンサー

人に伝えることや生きていく事というのは、本当に難しいものなのだなと、いま感じております。
でもこの作品を見て、苦しみながらも苦しみながらもどうやっても、人というのは愛がこぼれ出てくる
というのか、あふれ出るものなのだなと、伝えることと生きていることはちょっと似てるなと、見終えた今、感じております。そして最後のシーン、感動して動けなくなりました。大感動させていただきました。
――武田和歌子 ABCアナウンサー

ABCテレビ『新婚さんいらっしゃい』の副音声で、視覚障碍者の方に向けた解説放送というものを担当させていただいています。まさにこの映画で描かれているのと同じで、毎回スタッフと相談しながら、また、定期的に視覚障碍者の方をお招きしてご意見をうかがいながら、試行錯誤で収録しています。
わずかの隙間のなかで解説する、ガイドするのは、すごく難しいことなんですよね。この映画を観て、心に突き刺さる場面や言葉がたくさんありました。
――橋詰優子 ABCアナウンサー

「大切なものを失う」大きな絶望だけど、それと同時に、愛しさや信頼できるものにもきっと出会える。
人間にはそんな可能性がちゃんとある。それは本当に「光」でした。
音声ガイドと言う職業を通じて改めて考えた人とのコミュニケーション。
全部残す、全部拾う。
そうではないところに光があるのかもしれません。
――川原ちかよ エフエム京都 αステーションDJ

※順不同。敬称略